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Bishop Records blog

レコードレーベル"Bishop Records"の、最新情報やこぼれ話など。

CD『高橋悠治 ロジャー・ターナー / Live at Aoshima Hall』 入荷

YujiTakahashi RogerTurner 静岡を拠点に活動するIMA Shizuoka から、高橋悠治とロジャー・ターナーによる新作CDが届きました。

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『高橋悠治 ロジャー・ターナー / Live at Aoshima Hall』

 IMA Shizuoka は、静岡でコンサートを企画制作しているグループ。ジャズや即興音楽が中心だが、2016年には青柳いづみこと高橋悠治というクラシック寄りのプレイヤーによるコンサートも開催した。主催コンサートの中からセレクトされた音盤も制作しており、本作はその第3作で、2019年に静岡の青嶋ホールで行われた高橋悠治とロジャー・ターナーによるパフォーマンス。

 現代音楽方面の作曲家であり、ピアニストとしてはクラシックから即興演奏まで幅広く手掛ける高橋悠治だが、本作は即興演奏に徹したプレイを聴かせる。パートナーを務めるのはパーカッショニストのロジャー・ターナーで、70年代から英即興音楽シーンで活躍してきた筋金入りのインプロヴァイザー。そのスタイルは同じくイギリス出身のジョン・スティーヴンスとの共通項を感じるもので、切らすことなく音を発しながら場に合わせて自在に変化していく。卓越した技術を持つ両者の演奏はホールのアコースティックを良く捉えて空間に放たれるもので、響きそのものが塑像されていく。

 こうした音楽性を考慮したか、DSD 録音された本作は空間を良く捉えたもので、場を見事にフォーカスしている。CDにはIMA Shizuoka の主催コンサート番号である「67」の数が刻まれているが、長年にわたり静岡という「場」で何が起きていたのか、この記録としても見事な作品に聴こえた。 (近藤秀秋)

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 DSD 録音された本作の美しい空間録音は音楽性にあったものと感じました。本作ではマスタリングを担当させていただきましたが、レーベルオーナーの井上さんと話した結果、DSD 録音特有の高域特性の美しさを残す形でのマスタリングに落ち着きました。よって、リヴァーブなどの付加は一切行っていません。
 よい作品と感じましたので、少量ながらビショップレコーズのオンラインショップでも取り扱いさせていただく事にしました。興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/ima-szok03.html

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  1. 2021/03/03(水) 03:54:48|
  2. 入荷情報
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トランぺット奏者の沖至、逝去

OkiItaru_5Cds.jpg 8月25日、トランぺッターの沖至さんが逝去なさったそうです。享年79歳。

 私が沖至さんの演奏に初めて触れたのは、1973年にジャズ批評家の副島輝人さん主催のフェスティバルを収録したライブ盤『インスピレーション&パワー14』を通しての事でした。そこでの沖さんはエレクトリック・トランペットを演奏しており、エレクトリック・マイルスをよりフリーにしたような演奏を披露していました。遡る形で1970年録音の『殺人教室』も聴き、バップの延長にあるようなフリージャズと、数多くの楽器を使った色彩感豊かな音楽のふたつを聴きました。60~70年安保闘争という社会状況の中で、大学卒業後にジャズの世界に身を投じたトランぺッターの思索を音で見た思いがしました。

 しかし、私が沖さんを知った頃、沖さんはもう日本にはおらず、渡仏していました。また、録音を通しても、74年の渡仏以降の沖さんの音楽に触れる機会は無いままでした。
 渡仏後の沖さんの音楽に触れることが出来るようになったのは2010年代に入ってからで、欧米で日本のフリージャズに注目が集まった時でした。フランスの新興レーベルであったImprovising Beings は、その最初の作品として沖至さんを選びました。タイトルは『野武士考』。同レーベルは以降も沖さんの録音を発表し続け、アラン・シルヴァを含むカルテットの演奏は、パリならではの国際色豊かな編成の音楽でした。沖さんの音源はさらにリリースされ、リトアニアのレーベルNoBusiness Recordsも、日本のちゃぷちゃぷレコードが所有していた沖さんの音源をリリースしました。

 ビショップレコーズでは、渡仏後の沖さんの録音を5タイトル扱っています。渡仏後の沖さんの音源は数があまり多くなく、あまり多くの在庫は確保できていませんが、興味がある方はどうぞ聴いてみてください。素晴らしい音楽家のご冥福を慎んでお祈り致します。

http://bishop-records.org/onlineshop/artist_detail/OItaru.html
  1. 2020/08/28(金) 14:03:05|
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CD『坪川真理子、アルポリール・ギター・トリオ / 鳥の詩 佐藤弘和編曲作品集』 入荷

Tori no UtaBishop Records オンラインショップに、坪川真理子/アルポリール・ギター・トリオによる佐藤弘和作編曲作品集『鳥の詩』を入荷しました。

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2016年に逝去したギタリスト/作曲家の佐藤弘和の手による、ギター作編曲作品を集めたCD。全13曲中9曲が坪川真理子による独奏、4曲が坪川も参加するアルポリール・ギター・トリオによる3重奏。

独奏曲は「赤とんぼ」「荒城の月」などをはじめとした日本の曲、エルガー「愛の挨拶」などクラシック名曲など。聴きどころはビゼー作曲のオペラ「カルメン」収録曲をギター用に編曲して組曲化した「カルメン幻想曲」。ギターという演奏面での制約の多い楽器で、独奏で管弦楽曲カルメンを見事に表現した編曲は見事。

ギター3重奏の白眉は佐藤作曲「鳥の詩」。カタルーニャ民謡の引用を含みながら、本作中もっとも現代的な響きを持つ曲となっている。

http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/WNCD-1044.html
  1. 2020/07/25(土) 00:47:48|
  2. 入荷情報
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齋藤徹CD、再入荷

20190626Travessia.jpg 齋藤徹、および齋藤の個人レーベル「TRAVESSIA」のCD、再入荷しました。しばらく売り切れとなっていた井野信義とのデュオ「SoNAISH、林栄一・小山彰太とのトリオの録音も再入荷しました。

 バール・フィリップスとのコントラバス・アンサンブルなど、面白い事をやっている音楽が色々ありますので、眺めるだけでも構わないので是非お立ち寄りください。

http://bishop-records.org/onlineshop/artist_detail/STetsu.html



  1. 2019/06/26(水) 12:28:44|
  2. 入荷情報
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CD『スペインギターフェスタ / わたしたちのスペイン』 入荷

SpainGuitarFesta.jpgクラシック・ギター五重奏団スペインギターフェスタのデビューCDが入荷しました。編曲はすべてメンバーによるもので、全15曲中、五重奏が8曲、三重奏が7曲。個人的には、デ・ファリャ作品の三重奏編曲、またフランス印象派の色彩も見られるモンポウ作品の芳香を失わないアレンジを成立させた岩崎の編曲に高い技術と音楽性を感じました。日本のクラシック・ギター界の中堅によるグループですが、自主制作盤のため、入手方法は限定されるかと思います。
http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/SGF001.html

また、スペインギターフェスタに参加の坪川真理子のソロギター作品も取り扱っています。
http://bishop-records.org/onlineshop/artist_detail/TMariko.html

  1. 2019/04/03(水) 19:06:14|
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