

WEBマガジンのJazzTokyo 誌上にて、「リデル2」の詳細が告知されました。
「リデル」は、今年、ピアニスト照内央晴とのデュオCD『哀しみさえも星となりて』を発表したマルチパーカッションの松本ちはやによる、パーカッションソロの単独公演シリーズで、今回が2度目の公演。クラシック以外のジャンルでは、マルチ・パーカッションによる単独公演というもの自体が希少。
2017年10月28日 open 16:30 / start 17:00
Charge ¥3500 (予約¥3000) *公園通りクラシックスのホームページから予約可能
公園通りクラシックス
〒150-0042 東京都 渋谷区宇田川町19-5
tel, 03-6310-8871
Jazz Tokyo 国内ニュースCD『哀しみさえも星となりて』
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- 2017/09/14(木) 14:20:22|
- EXJP021
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JazzTokyo 誌に、先日逝去なさいましたギタリストのジョン・アバークロンビーさんに対する短い追悼文を寄せさせていただきました。真面目にジャズを勉強していた頃、90年代のアバークロンビーさんの演奏は、優れた手本のひとつでした。それだけに、彼の音楽は日本でもう少し高く評価されてもよいとは常々思っており、そんな事を書きました。
どうしても原稿を書く時間が取れず、JazzTokyo 誌の編集長様宛の私信で書いた文章をほぼそのまま掲載していただく形となってしまいました。柔軟に対応して下さったJazzTokyo 誌の編集長様およびスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。
追悼特集 ジョン・アバークロンビー:
http://jazztokyo.org/issue-number/no-233/post-19344/Jazz Tokyo No.233:
http://jazztokyo.org/
- 2017/09/01(金) 23:50:01|
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先月23日、ECMから録音を数多く発表なさっているジャズ系ギタリストのジョン・アバークロンビーさんが逝去なさいました。JazzTokyo誌様に寄稿させていただこうと思っていたのですが、メールの行き違いから(私の一方的なミスです)それが適わなかったもので、短い追悼文を。
ジャズギターというのは、「バンドの中にひとりだけビバップがいる」と揶揄される事すらある楽器と思うのですが、ジャズの歴史の中で、ジャズギターをコンテンポラリーなフィールドに押し上げる重要な役割を果たしたひとりがアバークロンビーさんなのだと私は思っています。ジャズ全体ではなくギターに限定して見れば、果たした仕事の大きさはマクラフリンさん以上ではないでしょうか。アバークロンビーさんというと、どうしてもデジョネットさんらと共演していたフュージョン的な時代がクローズアップされがちだと思うのですが、私が尊敬して止まないのは90年代の録音群であって、分けてもギター、オルガン、ドラムのトリオで演奏されたアルバム『Tactics』を聴いた時には、自分が抱いていたアバークロンビー像とのあまりのギャップに驚かされました。ギターサウンドこそ、ECMのほかのギタリストと似た印象を与えるエフェクターがかったフュージョン的なサウンドメイクですが、その内容は「ジャズ」を基準に見ると、大変に硬派なものであったように感じます。『Tactics』は、凝ったアレンジが施されているわけでも、明確なコンセプトが打ちたてられているわけでも、斬新な和声的な挑戦があるわけでもありませんが、それだけにアバークロンビーさんの音楽的な視点や身についた肉声がストレートに伝わる素晴らしい演奏と録音だと思っています。
御逝去から10日近くが経過してしまいましたが、かつての一ファンとして、改めてご冥福をお祈りいたします。
- 2017/09/01(金) 10:34:03|
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