
3月4日、河崎純とジー・ミナによる新作を発表させていただきます。
河崎純は吉沢元治と齋藤徹に師事した作曲家/コントラバス奏者で、ジャンルにとらわれない音楽作品を創りつつ、舞台作品も多く手がけてきました。
その作品のひとつが、河崎の主宰する音楽詩劇研究所の制作による、ユーラシアの歴史感情を音楽叙事詩化する「Eurasian Poetic Drama」シリーズ。世界を飛び回りながら舞台化されたこのシリーズを録音作品として再構成したものが本作となります。
簡単なPVを作りましたので、少しの時間だけお耳をお貸しいただければ幸いです。
CD ”河崎純 feat.ジー・ミナ / HOMELANDS”(Bishop Records, EXJP024)
詩と音楽によってユーラシアの歴史感情を現代の叙事詩化する「Eurasian Poetic Drama」。アルバム第1弾は、韓国宮廷音楽「正歌」のジー・ミナをヴォーカルに据え、説話や民謡を詩劇として現代に蘇らせる。アヴァンギャルドジャズ、古楽やクラシック、日本。韓国、カザフスタンの伝統音楽、タンゴ、の最前線の演奏家が多数参加。オルタナティブな音楽シーンを牽引する音楽家とのコラボレーションにより生まれた新たなフォークロア・ミュージック。
作曲家/コントラバス奏者の河崎純は、ジャズをはじめとした音楽のほか、演劇やダンス方面での音楽監督を長年務めてきた。そんな河崎が「音楽詩劇研究所」を作り、音にならずに言葉となった詩、言葉とならずに残った声を、独特の形で音楽劇化し始めたのが2016年。ユーラシア大陸各地で、歌手を中心に現地アーティストとのコラボレーションによる「ユーラシアン・オペラ」の公演を行なってきた。本作は、韓国で宮廷音楽の歌手であるジー・ミナを起用し、カザフスタンや韓国で公演された「さんしょうだゆう」を再構成して、音盤上のユーラシア詩劇としたもの。
中央アジア、ロシアに暮らした高麗人(コリョサラム)の来歴を背景にした物語は、中世より説教節や浄瑠璃を通して語り継がれた「安寿と厨子王」と韓国のパンソリ「沈清歌」を接続させながら展開。民衆に愛された古い物語の登場人物が若き歌い手の静けき声の中に蘇る。その中に古い葬列歌や子守唄、パンソリ、北朝鮮の歌謡、済州島の舟歌などが重なり、魂のよりどころを失って彷徨う現代人のありようを暗示するかのような壮大なドラマを作り上げる。
http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/EXJP024.html
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- 2022/02/23(水) 22:13:14|
- EXJP024
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音楽誌「jazzLife」2022.3号にて、CD『青木菜穂子 / 遥かなる午後』をお取りあげいただきました。
「素晴らしいピアノである」など高評価をいただき、全力で制作にあたった身としては大変にうれしい事でした。ジャズライフ編集部様およびレビュー下さった中川ヨウ様、ありがとうございました。
http://bishop-records.org/onl.../article_detail/EXAC014.html
- 2022/02/22(火) 09:00:27|
- EXAC014
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e-magazineとなったラティーナ、編集部の花田勝暁様が、新作【遥かなる午後】を発表したばかりの青木菜穂子さんにインタビューしてくださいました。制作に関わらせていただいた私も知らなかった興味深い内容多数、ご一読いただければ幸いです。
ラティーナ 青木菜穂子インタビューページ(無料)
https://e-magazine.latina.co.jp/n/n35e133a1254a作品ページ
http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/EXAC014.html
- 2022/02/17(木) 17:49:01|
- EXAC014
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青木菜穂子の新作CD【遥かなる午後】(EXAC014)、本日発表です。
青木はタンゴ、アルゼンチン・モダン・フォルクローレなどを中心に音楽を発展させてきた作曲家ピアニスト。多くの方に楽しんでいただけたら幸いです。
なお、作品は以下より入手可能です。
・Bishop Records online shop
http://bishop-records.org/onlineshop/top.html・青木菜穂子公式ホームページ
http://celeste.phono.co.jp・その他、Amazon, 楽天市場などのオンラインショップ、タワーレコード、山野楽器など大手レコード店など
- 2022/02/15(火) 12:09:32|
- EXAC014
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青木菜穂子さんは、タンゴやモダン・フォルクローレといったアルゼンチン音楽をベースに、クラシックやジャズなど自らが吸収してきた語彙も反映させて独自のサウンドを作り上げてきたピアニスト/作編曲家。2月15日、彼女の新作CDを発表させていただきます。
アゴーギク/デュナーミク/タッチのすべてが繊細。抒情を保ちながら音に命を与えるピアノの語り口、その優美を保ったまま劇的構成をなす独特の作曲センス、古典曲ですら見事に現代の響きへと変貌させる和声と編曲術、それらを技術に落とし込まず人の生きた感情の動きへと還元していくような、ある種ロマン派的ともいえる感性。心の動かない人生は空しいものですが、録音やミックス中にずっと思っていた事は、現代の生活の中にこういう音を少しでも増やせれば、どれだけ人生に彩りを与えられるだろうか、という事でした。
少しでもその音に触れられるよう、簡単なPVを作ってみました。数分ほどお耳をお貸しいただければ幸いです。CDは全国の大手レコードショップ、アマゾンなどのネット通販ショップ、ビショップレコーズのオンラインショップ、青木菜穂子本人のwebなどからお求めいただけます。
http://bishop-records.org/onlineshop/top.html
- 2022/02/05(土) 10:00:26|
- EXAC014
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