数日前、PSF Records のプロデューサーさんとミーティング。ジャズ、アヴァンギャルド、津軽三味線、ヴォーカリゼーションと来て、最後にヒグチケイコさんの話題に。「彼女にはちゃんと歌に取り組んだ作品を作ってほしいんだよね」「いやいや、素晴らしい録音がありますよ、昔お渡ししたじゃないですか。」というわけで、ピアニストの神田晋一郎さんとのデュオCD『種子の破片』を聴いて貰う。しばらく聴き進め、“マイ・ファニー・バレンタイン”に差し掛かったところで、Iさん絶句。「すごい、完璧すぎる。鳥肌が治まらないわ。近藤くん、ヒグチさんと演歌のデュオをやってよ。」「例のあれですか?とんでもない、ヒグチ&神田を聴いたら、俺の割って入る余地なんてありませんよ。」