
4月8日、河崎純による「Eurasian Poetic Drama」の録音作品第2弾を発表させていただきます。今回は、ロシア・バイカルの湖畔に育ったマリーヤ・コールニヴァをヴォーカルを迎え、三幕に渡る壮大な音楽詩劇が展開されます。
CD“河崎純 feat. マリーヤ・コールニヴァ / STRANGELANDS”(Bishop Records, EXJP025)
詩と音楽によってユーラシアの歴史感情を現代の叙事詩化する「Eurasian Poetic Drama」。アルバム第2弾は、多くの文化に何度も塗り替えされたロシア・バイカルの湖畔に育ったマリーヤ・コールニヴァをヴォーカルに据え、ユーラシアの詞華を現代化して再構成する。古楽やクラシック音楽の気鋭の奏者から組織された弦楽四重奏、日本の伝統音楽、タンゴ、ジャズの最前線の演奏家が多数参加。オルタナティブな音楽シーンを牽引する音楽家とのコラボレーションにより生まれた新たなフォークロア・ミュージック。
作曲家/コントラバス奏者の河崎純は、ジャズをはじめとした音楽のほか、演劇やダンス方面での音楽監督を長年務めてきた。そんな河崎が「音楽詩劇研究所」を作り、音にならすに言葉となった詩、言葉とならずに残った声を、独特の形で音楽劇化し始めたのが2016年。ユーラシア大陸各地で、歌手を中心に現地アーティストとのコラボレーションによる「ユーラシアン・オペラ」の公演を行なってきた。本作では、バイカル湖岸都市イルクーツクのヴォーカリストであるマリーヤ・コールニヴァを起用。
本作は神話、伝説、歴史の断片が折り重ながら、弦楽四重奏やエレクトロニクス、邦楽器、伝統楽器によるアンサンブルが絡み合う。ロシアの聖なる湖底都市伝説。旧ソ連の中央アジアやサハリンのコリアンディアスポラも出自をもつ現代詩人が描く伝統的な韓国やロシアの神話の世界。20世紀の女性詩人たちの言葉。アルバムはこれらの3つのシーンで構成されている。これはバイカル湖のセイレーンの声で大地に潜んでいた言葉たちを歌う、ユーラシアの詞華集だ。歌声が伝説の湖底都市を遊泳し、ユーラシアの空に飛翔する。
http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/EXJP025.html
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- 2022/04/01(金) 02:08:16|
- EXJP025
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