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Bishop Records blog

レコードレーベル"Bishop Records"の、最新情報やこぼれ話など。

『ワダダ・レオ・スミス & ンダ・カルチャー / ゴールデン・ハーツ・リメンバランス』 2016.3.11 on sale

EXIP0410.jpg 3月末、ドイツの名門レーベルECMより、トランぺッターのワダダ・レオ・スミスの新作が発表されます。フリージャズ周辺では歴史上1・2を争うほどの名トランぺッター。しかしその音楽の射程は広く、ジャズ以上の所まで突き進んで音楽的な展開を見せたミュージシャン。そして、ECMより少し早い3/11に、私が聴いたレオ・スミス作品中、最高の音楽的成果に達したと思える録音『ワダダ・レオ・スミス & ンダ・カルチャー / ゴールデン・ハーツ・リメンバランス』を紹介させていただく事となりました。原盤はちゃぷちゃぷレコード、あらたに解説をつけての再発です。

 演奏が強烈なので、デビュー当時より様々なグループに引っ張られた人気プレイヤー。ところが彼の資質は呼ばれプレイヤーに収まるものではなく、トータルに音楽を捕捉し構想出来るだけの構成力や、何を果たすべきかというアーティスト的な嗅覚にも優れます。ところが、名プレイヤーとして声が掛かる事が裏目に出たか、名盤ガイドなどで取り上げられるスミスは優秀なサイドマンに留まるもので、プレイアビリティばかりがフォーカスされがちです。そんな中、強烈な演奏に加え、様々な音楽要素を統合する演奏デザイン、民族音楽に押し込まれた非西洋の楽器群を統括するアンサンブルなど、多方面における彼の能力を見事に録音したものとして、本作は位置づけ出来るかと思います。フリージャズ全盛期を過ぎてから発表されたが故に聴かれる機会を逸したものの、この作品がもう少し広く聴かれたら、本作をスミスの最高傑作に推す人が増えるでしょうし、ワダダ・レオ・スミスの評価はもっと違うものになると思います。また、文化中心地域と地域音楽の衝突という、19世紀以降の音楽史上の(少なくとも弁証法上の)頂点となるだろうトータル・ミュージックの好作としても、聴かれるだけのクオリティを持つ作品と思います。

http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/EXIP0410.html


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  1. 2016/03/08(火) 19:19:35|
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