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Bishop Records blog

レコードレーベル"Bishop Records"の、最新情報やこぼれ話など。

À Qui Avec Gabriel さん、遊びに来る

AQUi.jpg アコーディオン/ピアノ/歌のÀ Qui Avec Gabriel さんが、仕事場に遊びに来て下さいました。アコーディオンは、大変に面白い楽器でした。そのメカニズムを簡単に書いておきます。

・発音部は、蛇腹と鍵盤の間にあるグリル部分と、左手ボタンのサイドにある幾つかのホール部分の2カ所。

・演奏時に操作する部位は大きく4つ。ひとつは右手で演奏する鍵盤、ひとつは左手で演奏するボタン、ひとつは右手部の音色スイッチ(MELODY PART SWITCH)、ひとつは左手部の音色スイッチ(BASS SWITCH)。

・音色スイッチは、リードの開きの組み合わせを変える事で、音色の変化を得ている。

・左手ボタンは6列になっており(8列ある楽器もある)、蛇腹寄りの2列はベース音。ベース音は、C→G→D→A…という5度進行に即した配列となっている。

・左手ボタンの残り4列は和音。蛇腹寄りから、メジャー、マイナー、セブンス、ディミニッシュ。和音ボタンは、いずれもトライアド。セブンスコードは5thをomit、ディミニッシュコードはディミニッシュトライアドではなく、-5thをomit。これは楽器によって多少違うそうで、根音をomitの場合もあるよう。

 3度堆積音または機能和声を想定しての楽器。これだけ合理的な作りをしてあると、ポピュラーの演奏は楽でしょう。しかし、その外にある音楽を構想しようとすると、この構造が裏目に出てしまうかもしれません。アコーディオンを前提とした作曲を考えると、左手の和声ボタンとベースボタンの組み合わせが最初の課題になりそうですが、そこを探るだけでも進歩的な音楽を構想できそうです。アコーディオン奏者自身による作曲作品で、面白いものがいくつもありそうですが、不勉強な私はあまり知りません。完全5度を避けてしまう体質の私は、ディミニッシュボタンに目が行ってしまいますが(笑)、ほとんど左手のボタン幾つかと、蛇腹操作の表現と音色ボタンの操作だけでも、他の楽器では到底かなわない音楽が出来るのではないかと想像します。発音後の音価やディナーミクを自在に制御できる和声楽器という点は、得難いアドバンテージです。

 ミュージシャンとしてのÀ Qui さんの素晴らしさは知られている通りかと思いますが、人間的にも、自分の考えをしっかりと伝えながら、相手に配慮して言葉を選ぶ気遣いをなさるような、素敵な方でした。À Qui さん、遊びに来ていただき、ありがとうございました。

http://www.h3.dion.ne.jp/~aqui/door/door.htm


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  1. 2016/05/18(水) 00:28:08|
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