Bishop Records blog

レコードレーベル"Bishop Records"の、最新情報やこぼれ話など。

P.S.F.Records 生悦住さんの墓参り

IkeezuminoHaka_1.jpg 知人と南青山の気障な店で食事をした後、ようやくP.S.F.Records の生悦住さんの墓参りに行くことができました。「いずれ俺もそちらに行きますから、それまでにもう少しましな音楽を作って、持っていきますよ」と報告したものの、帰りの車の中で、ギターを持っていくのは不可能ではないかと考えてしまいました。
 今日の青山霊園は日差しも心地よく、鳥も猫もいれば落ち葉も綺麗で、安らげそうないい場所でした。



  1. 2017/12/19(火) 12:24:35|
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2017.12.22 ジョー・パワーズ/青木菜穂子/大柴拓 ライブ

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ジョー・パワーズ&青木菜穂子ライブが、12/22に開催されます。会場は、いまや日本のタンゴのメッカとなった雑司が谷エル・チョクロです。今回は、今回は、ギターの大柴拓を迎えてのトリオ編成でのパフォーマンスとなるようです。音楽誌『ラティーナ』にて、多くの批評家が年間のベスト10アルバムにあげてくださったこのデュオによる録音『Jacaranda en Flor』も、恐らく会場にて手にできるかと思います。

http://bishop-records.org/onlineshop/article_detail/EXAC012.html


  1. 2017/11/29(水) 14:02:59|
  2. EXAC012
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コミタス・ヴァルダペット「Six Dances」 演奏:七條恵子(ピアノ)

 先日お邪魔したスタジオ・ピオティータのオーナー・西澤新様から、古楽やアルメニア音楽を演奏なさるピアニスト・七條恵子さんによるコミタス・ヴァルダペット作品の演奏動画をお教えいただきました。

 第一感して東方系のキリスト教音楽、アルメニア音楽全体に感じる哀愁とエキゾティズム、バルカンより東の音楽にある舞踊音楽の色彩、こういう所が耳に入ってきました。簡単にそれを言葉で語る事は、この音楽を冒涜する事になるのではないかというほどの深遠さを感じます。書籍執筆時に集中してアルメニア音楽を聴きこんだ事がありましたが、この独特の肌触りを言葉に還元して良いものでしょうか。例えば、6つの舞曲のひとつ「Yerangi」はHMP↓5を感じる所がありますが(ざっと聴いた印象だけなので間違えているかも)、これだけでも既にひとつの重要な主張、形にされた感情であるように感じられてしまいました。同じアルメニアの音楽家であるガスパリアンにもグルジェフにも、似た気息を感じます。音楽というものの在り方がすでに違う、これを理解するに宗教的知識と地域史ぐらいは知っていないと、重要な部分を逃がしてしまいそうです。無論、それを知っていればよいという事ではなく、そのようなものを知る所ぐらいしか始める手立てがないという程度の事なのですが。少なくとも、個人的な情緒や、あるいは形式論や技法が音楽の中心に音楽であるとは思われません。

 コミタス自体が今のアルメニア音楽のルーツであるし、また彼自身が神学を学んだ音楽家であり、ジェノサイド経験者というアルメニアの負の歴史を実体験している人であり、それらがみな何らかの形で音楽に反映されているように感じられます。そしてやはり、表象形式としての音だけでなく、その先にある意味の領域を暗示させる音楽は、やはり特別であると感じます。この部分、音楽以外では伝達不可能と思うのですよね。言葉でないと暗示できないものがある事と同様に、音でないと伝達不可能なものの伝達、これは東方系の音楽に強く感じます。この音楽は形式としては正教会音楽よりもトルコ音楽色を強く感じましたが、精神性は宗教感情に近い所から来ているのではないかと感じました。

 七條恵子さんのピアノがまた素晴らしいです。彼女のインタビュー(英語)も発見しましたが、そちらはまだ未聴。風邪が治るまでの間、コミタスの音楽をすこしギターでさらってみようかと思います。


  1. 2017/11/23(木) 00:33:01|
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日本映画歴代トップ10というものを調べてみると

23755054_1853100111669956_365657191623581302_n.jpg 風邪をひいて何もやる気が起きないので、これ幸いとばかりにいい日本映画でも観ようと、日本映画歴代トップ10というものを調べました。結果はアニメが大半、残りは「踊る大捜査線」と「子猫物語」。基準は、興行成績のようです。この傾向、30位まで下ろうが50位まで下ろうが延々と続きます。

 若い頃に映像作家を志した事がありますが、面接で日芸の教授先生と大喧嘩してその道は絶たれました。クエイ兄弟もソクーロフも侮辱され、正面から教授を否定しにいった私のセンスは実に正しいと今でも思いますが、あまりにストレート、若すぎました(笑)。反対にいる人を味方にしていく器量を18歳の若者に求めるのは酷ですが、反対にいる人をいちいち斬っているようでは、集団の駒として生きる映画界で生きていくなど、どのみち無理だったでしょう。それでも、ヨーロッパと日本の映画は好きでした。日本映画でいえば、吉田喜重「戒厳令」や篠田正弘「心中天網島」あたりを探り当てたのは、作り手になりたいと思うぐらいなら必要なセンスと思いますが、降旗康男「寒椿」や市川崑「悪魔の手毬唄」にも感動するあたりはお客様的。
 いずれにしても、小津安二郎、黒沢明から70年代までの日本映画全体に漂うものに同調する感覚はそれなりにあったと思うのですよね。しかし数十年音楽に深入りしている間に、いつのまにやら浦島太郎、日本映画は私が知っているものとまるで違うものになってしまったのではないか、という感覚です。うまく探せばいい映画もたくさんあると思うのですが、素人なもので探し方が分かりません。

 ところでこの傾向、映画産業界だけなのでしょうか。音楽界も出版界も似ている気がします。大事な部分は脈々と受け継がれている気がするのですが、そういうものがとにかく見えにくい。ここには文化的な根というものがあって、前回の選挙結果、原発問題、今の音楽界の状況など、すべて同じルートから派生しているのでしょうね。オルテガのいう大衆の反逆は、どうも違う方向に誘導されてしまった模様。
  1. 2017/11/20(月) 20:33:22|
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「 Mercure des Arts」に、『音楽の原理』書評掲載

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 超がつくほど硬派なクラシック音楽のウェブ・マガジン「Mercure des Arts」が、『音楽の原理』の書評を掲載くださいました。なるほど、頁数が多いと書評が1年後に掲載されるという事もあるのですね。今の日本では珍しい、ジャーナリズムの鉄則に基づいた、本当の意味での批評をする手厳しい音楽誌なので、覚悟はしていました。しかしありがたい事に、素晴らしい評をいただくことが出来ました。

 私にとっての丘山万里子様は、日本のクラシック音楽界で大変に重要な仕事をしている編集者であり、ライターです。丘山様の仕事がなければ、私はブーランジェも三善晃も浅く接して通り過ぎていたのではないかと思います。そして、丘山様をはじめ、日本の音楽界で重要な仕事を果たしている多くの方々が、この本に正面から向き合ってくれている事に、感謝と安堵の気持ちを覚えます。

 丘山万里子様、素晴らしい評を有難うございました。

http://mercuredesarts.com/2017/11/14/books-principle_music-okayama/
  1. 2017/11/15(水) 21:24:40|
  2. 書籍『音楽の原理』
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照内央晴 (pf) x 加藤綾子 (vn) 即興演奏の映像

 2017年9月27日、神保町の「試聴室」にて行われたライブのダイジェスト映像が、YouTube にアップされました。これは素晴らしい。



CD『照内央晴・松本ちはや / 哀しみさえも星となりて』[Bishop Records, EXJP021]

  1. 2017/10/05(木) 19:15:48|
  2. EXJP021
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2017.10.28 松本ちはや パーカッションソロ公演「リデル2」

Liddell2-1.jpgLiddell2-2.jpg
WEBマガジンのJazzTokyo 誌上にて、「リデル2」の詳細が告知されました。
「リデル」は、今年、ピアニスト照内央晴とのデュオCD『哀しみさえも星となりて』を発表したマルチパーカッションの松本ちはやによる、パーカッションソロの単独公演シリーズで、今回が2度目の公演。クラシック以外のジャンルでは、マルチ・パーカッションによる単独公演というもの自体が希少。

2017年10月28日 open 16:30 / start 17:00
Charge ¥3500 (予約¥3000)  *公園通りクラシックスのホームページから予約可能

公園通りクラシックス
〒150-0042 東京都 渋谷区宇田川町19-5
tel, 03-6310-8871

Jazz Tokyo 国内ニュース

CD『哀しみさえも星となりて』


  1. 2017/09/14(木) 14:20:22|
  2. EXJP021
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JazzTokyo ジョン・アバークロンビー追悼特集

JohnAbercrombie.jpgJazzTokyo 誌に、先日逝去なさいましたギタリストのジョン・アバークロンビーさんに対する短い追悼文を寄せさせていただきました。真面目にジャズを勉強していた頃、90年代のアバークロンビーさんの演奏は、優れた手本のひとつでした。それだけに、彼の音楽は日本でもう少し高く評価されてもよいとは常々思っており、そんな事を書きました。
どうしても原稿を書く時間が取れず、JazzTokyo 誌の編集長様宛の私信で書いた文章をほぼそのまま掲載していただく形となってしまいました。柔軟に対応して下さったJazzTokyo 誌の編集長様およびスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。

追悼特集 ジョン・アバークロンビー:
http://jazztokyo.org/issue-number/no-233/post-19344/

Jazz Tokyo No.233:
http://jazztokyo.org/

  1. 2017/09/01(金) 23:50:01|
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